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お箸を正しく上手に使おう!

お箸を正しく上手に使おう!

お箸を正しく上手に使おう!

みなさんはお箸を正しく使えますか?

日本ではお箸を使ってごはんを食べます。
いろいろなお箸の使い方をする人がいます。

どれが正しい使い方ですか?
お箸を正しく使うことができると、きれいでかっこいいです。
勉強して、お箸を正しく使ってごはんを食べましょう!

今からお箸の正しい使い方を紹介します。

まず、お箸を正しく持ちましょう。

お箸の正しい持ち方

お箸は2本あります。
1本は「上の箸」、そしてもう1本は「下の箸」です。
それぞれ持ち方がちがいます。
さいしょは1本ずつ持って練習しましょう。

1.「下のお箸」を持つ

「下の箸」を親指の根もとにはさみます。
そして、薬指の内側でお箸を下からささえます。
薬指がお箸のまんなかをささえるように、お箸の上のほうを持ちます。

2.「上のお箸」を持つ

つぎに、「上の箸」を親指の先と人差し指で持ちます。
そして、中指の内側でお箸を下からささえます。
ペンの持ち方とにています。

きれいに持つための練習

・「上のお箸」と「下の箸」の間を空けて、2本のお箸の先だけがあたるように持ちます。

お箸の正しい動かし方

「下の箸」は親指の根もとにしっかりはさみますから、動きません。
「上の箸」だけを動かして、お箸の先を開いたり閉じたりします。
お箸を上手に使う人の手を見てみましょう。
人差し指と中指だけが動いています。

お箸を使うときに、してはだめなこと

日本ではお箸でごはんを食べるときに、してはだめなことがあります。
子供たちは家族や学校の先生にマナーを教えてもらいます。
たくさんありますが、1つずつ覚えましょう。

  • 「突き箸・刺し箸」…食べ物をお箸で刺して食べること。食べ物はお箸の先でつかんで食べましょう。
  • 「渡し箸」…お箸を食器の上に渡して置くこと。箸置きを使いましょう。箸置きは箸を置くために使う小さな食器です。箸置きがないときは紙で作ったり、お皿のふちにお箸の先だけをのせて置きましょう。
  • 「迷い箸」…次にどれを食べるか考えながら、お箸の先をいろいろなお皿に向けること。お箸は口に入れますから、たくさん動くのはきれいじゃありません。もしお箸から何かが落ちたら、みんないやな気持ちになります。
  • 「寄せ箸」…お箸で食器を動かすこと。食器は手で動かしましょう。
  • 「探り箸」…お箸でお皿やおわんの中をかき回して、何が入っているか探ること。かき回さないで、上にあるものからきれいに食べましょう。
  • 「握り箸」…木のぼうを持つみたいに、お箸を2本いっしょに握ること。お箸の正しい持ち方はひとつだけです。他の人がびっくりする持ち方はだめです。
  • 「ねぶり箸」…お箸の先をなめること。お箸でとった食べ物は、お箸にのこさないでぜんぶ口に入れましょう。そして、お箸をきれいにしたいときは、なめないでください。みそ汁などの汁物を食べて、きれいにしましょう。汁物で洗うのはだめです。
  • 「逆さ箸」…お箸を逆さに持って使うこと。自分のお皿の食べ物を、一緒にごはんを食べている人にあげたいことがあります。そのときは、自分のお箸を逆さに持って取らないでください。違うお箸で取りましょう。
  • 「指し箸」…お箸で人やものを指すこと。人やものを指すときは、お箸を持っていない手を使います。手のひらを上にして、5本の指をそろえて指しましょう。
  • 「立て箸」…お箸をお茶わんに入ったごはんに刺すこと。お箸を置きたいときは、箸置きを使いましょう。
  • 「箸渡し」…お箸で食べ物を持って渡して、お箸で受け取ること。食べ物を渡すときは食器を使いましょう。

ひとつひとつのしてはだめなことに、してはだめな理由があります。
たとえばおそうしきで「箸渡し」をしますから、ごはんを食べるときにそれをしてはだめです。
死んだ人のためのごはんにお箸を刺しますから、わたしたちがごはんを食べるときに「立て箸」をしてはだめです。

日本人にとって食べものに感謝して食べることはとても大事です。ごはんを作ってくれた人に感謝することも大事です。また、いっしょに食べている人にいい気持ちで食べてほしいですから、マナーをまもります。

日本のごはんは、お箸で食べるともっとおいしくなると言う人がたくさんいます。

お箸を上手に使えるようになりましょう!日本のお箸のマナーをまもりながら、おいしくごはんを食べてください!

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