日本語学校を卒業して、日本で仕事をしたい人も多いです。
日本語学校に通っている時も、アルバイトをしてる人もいると思います。
今回は日本の職場でとてもたいせつな、あいさつについて紹介をします。
日本では、あいさつをすることがとても大切です。
あいさつは、人と人とのコミュニュケーションです。
職場では、それ以上の意味を持ちます。
あいさつをすることは、社会人としての基本的なマナーの1つです。
それ以上の意味として、
相手の存在を認めて、相手を元気づけることができます。
相手との距離が縮まれば、より良い仕事ができます。
しかし、誰でもできるあいさつなのに、
いつでもどこでもきちんとあいさつができる人は少ないです。
なぜなら、習慣として意識してあいさつをし続けていないからです。
習慣にできれば、一目置かれる存在になれます。
面接の前からしっかりあいさつする習慣をつけましょう。
しっかりあいさつをして、
「この人になら仕事を任せられるな」と思ってもらえれば、採用にも近づきます。
緊張して不安なときも、しっかり声を出してあいさつをすれば、
気持ちがなんとなく前向きになります。
また誰かにあいさつをしてもらったら、
相手に伝わるようにしっかりとあいさつを返しましょう。
「おはようございます」を必ず言うようにしましょう。
「おはようございます」は、今日初めて会った人なら、誰に言っても良いです。
同じ人に何回言っても良いです。
ただし、10~11時ごろからは、「お疲れ様です」や「お世話様です」を使いましょう。
「おはようございます」は朝のあいさつです。
(芸能業界など一部の職業で、夜でも「おはようございます」を使うこともあります)
仕事中は、「こんにちは」や「こんばんは」はあまり使いません。
他の職場の人がどのようにあいさつをしているかを見て、
自分もどのようにあいさつをすれば良いか、学びましょう。
日本の職場でよく使うあいさつとして、「お疲れ様です」という言葉があります。
このあいさつは、職場にいる人に感謝する意味があります。
また「たくさん仕事をしていただきありがとうございます」という、
尊敬の意味もあります。
「お疲れ様です」は、いろいろなシーンで使えます。
帰るときは、「お疲れ様でした」や「お先に失礼します」と言うと自然です。
何も言わないで帰るのは、まだ仕事をしている人に失礼です。
また、何も言わずに帰ったら、あなたが「まだ会社に残っている」と勘違いされてしまうかもしれません。
実際にオフィスで使われているあいさつを、まねして使ってみましょう。
日本語のあいさつで1つ注意をしなければならない言葉があります。
それは「ご苦労様です」という言葉です。
この言葉は、自分よりも年下の人に使っても失礼ではありません。
ただし、自分より年上の人や、階級が上の人に言うと、とても失礼です。
年下の人に対しても、なんとなく見下した印象を与えることもあるので、
基本的に使わないようにしましょう。
何かをしてもらったら、「ありがとうございます」とお礼を伝えましょう。
終わったことに対しては、「ありがとうございました」と過去形を使うと自然です。
どんな小さなことでも良いです。
「ありがとう」と思ったら、声に出して伝えましょう。
Slackでスレッドを作って、「ありがとう」のメッセージを送り合っている会社もあります。
ほかの人に何かを依頼するとき、
「お願いします」「よろしくお願いします」と気持ちをこめて言いましょう。
仕事はすべてお願いされる・お願いすることが基本です。
あなたの熱意が伝われば、相手も全力で応えるはずです。
日本の職場にはいろいろな文化やルールがあります。
日本で働きたい人はこういった仕事の文化についても、少しずつ学んでいきましょう。
またどうしたらいいかわからない時は、
同じ職場のなかまに質問しましょう。
仕事でよく聞く・よく使う単語を、あいうえお表にしました。
保存して使ってください。
どこかに載せたいときは、連絡はいりません。